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病気の原因は、加齢や精神的なストレス、ウィルス・細菌、免疫異常など多種多様です。
これらの原因で私たちの細胞を作っているタンパク質が傷害されると、細胞が正常に働くことが出来なくなり、病気を引き起こすことになります。通常の治療は、病気の原因、病気の場所(ぞう器)、病気の種類に応じて薬を選んで行われます。
熱などのストレスで誘発されるHSP(heat shock protein:ヒート ショック プロテイン)は、あらゆる生物が持っているタンパク質で、ストレスから体を守り、細胞を保護し元気にします。このHSPはいろいろな刺激で誘発させることが出来ますが、熱による刺激が最も安全に、HSPを大量に誘発することが出来るのです。しかも、傷害を受けた場所(ぞう器)や傷害の原因も選ばずに細胞を修復まもってくれます。つまり、HSPは、病気の原因、病気の場所(ぞう器)、病気病状の種類に関わらずに、細胞のタンパク質を修復して、病気の治療に役立つのです。
つまり、HSPはトランプのジョーカーのように、万能的に病気の回復を助けるのです。
私は入院患者さんの病状が温泉入浴開始後に改善する経過から、病状改善にHSPが関与しているのではと考え、愛知医科大学核医学センターの伊藤要子助教授にHSPを測定して頂きました。この結果、長湯温泉入浴開始前に比べて、入浴後にはHSPが増加し、3倍に増加する例もありました。
長湯温泉には高濃度の炭酸が含まれているので、血流を促進し、体を温める効果が他の温泉に比べて優れています。長湯温泉はHSPをより多く誘発させると考えられます。しかし、病状など個人差により、単に温泉に浸かっているだけでは効果が不十分なことがあります。
伊藤医院では、より確実にHSPを誘発させるために、温泉入浴と運動・リハビリを組み合わせて行っています。さらに、バランスの取れた食事と適切な治療を合わせて行うことで病状回復を促すことができます。総合的な温泉治療が大切だと私たち伊藤医院は考えています。
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