伊藤医院 院長ブログ

伊藤医院 院長 伊藤 恭(いとう きょう)

プロフィール

院長
伊藤 恭(いとう きょう)

全般的な内科診療に加え、病状に応じてリハビリテーション、温泉治療、漢方治療・痛み治療(ブロック注射・鍼灸治療)を組み合わせた、全人的な統合医療を行っている。
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長湯温泉の温熱効果

2008年03月23日

わかし湯と長湯温泉の温熱効果サーモグラフィーで比較してみました。
①お湯から出た5分後の皮ふ温度は、わかし湯と長湯温泉で、差がありませんでした。
②わかし湯では、10分後の皮ふ温度は入浴前の状態に戻っていました。
③一方、長湯温泉では、10分後でも皮ふ温度は5分後と同程度で、わかし湯より温度が高くなりました。
長湯温泉は、わかし湯と比べ、優れた温熱効果を持つことが明らかになりました。

長湯温泉の温熱効果を、腰の悪い患者さんの皮ふ温度の変化をでサーモグラフィーを検査しました。
この時、保温と汗を吸着する目的でタオル地のガウンを着用しました。
①温泉から出た直後よりも、時間が経つにつれて、温度が上昇。
30分後で、最も温度が高く
③1時間後でも温泉から出た直後と同程度でした

長湯温泉による局所の酸素増加作用

2008年03月23日

炭酸泉に入浴すると、筋肉や皮ふの酸素が増加します。(岡山大学・古元教授らの報告を改変)
長湯温泉(伊藤医院の院内温泉)で、入浴前後での静脈の血液に含まれる酸素量などを測定しました。(静脈の血液を、単に静脈と記載)
①長湯温泉では、酸素の増加二酸化炭素の減少血液のアルカリ化を認めました。
②静脈の血液がまるで動脈の血液になった様な変化です。静脈血の動脈化現象です。
この現象の機序として、炭酸による血流促進作用で、新鮮な血液が局所や毛細血管を流れる様になったためと考えられます。
わかし湯では、入浴前後で有意な変化を認めませんでした。
このことから長湯温泉でも、筋肉・皮ふなどの局所の酸素が増加すると考えられます。
長湯温泉を関節・筋肉の痛みや障害の回復・リハビリ、皮ふの障害などへの効果を期待できます。
伊藤医院では、院内の温泉を利用した温泉療法にリハビリや鍼灸治療などを併用して治療を行っています。  




長湯温泉の血流促進作用

2008年03月16日

炭酸泉に入浴すると、皮ふから炭酸が吸収され、血管を拡張し、血流を促進します。
伊藤医院の温泉同じ温度のわかし湯を2つの水槽に採取し、レーザードップラー血流計で手の血流速度を調べました。
(結果)
①長湯温泉の方が、わかし湯と比べて血流が促進していました。
②2~3分頃に、最も血流が促進していました。
③6分後には血流の差がなくなりました。
*長湯温泉による血流促進作用を認めました
〔時間の経過で、血流の差がなくなったのは、水槽に入れた温泉の炭酸が時間とともに蒸発し、炭酸濃度が減少したためと思われます。しかし、長湯温泉では高濃度の炭酸を含む源泉が絶えず浴槽に注がれるので、浴槽内の炭酸濃度が低下することはありません。〕